再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
六章「夏はじまります!」
季節は夏。
私たち一年生全員は林間学校に来ていた。

「海、すっごく綺麗!」

「朱里ちゃん、こっちで一緒に泳ごう?」

「うん!」

私はクラスメイトの遥ちゃんと海で遊んでいる。
水着は着ているけど肌が焼けるのが嫌でパーカーを着ている私。

「遥ちゃんはなんで数ある中でスクール水着なの?」

「えっと、お兄ちゃんがこれ以外だめだって」

「へ、へぇ。変わったお兄さんもいるんだね」

遥ちゃんは黒髪ツインテールで身長145cm。
本人には悪いけど童顔なせいか同級生には見えない。けど、素直でとっても可愛い女の子。

あれから黒炎くんとはお互いに意識してしまっているせいか、すれ違うことが多くなった。

黒炎くんが意識しているかどうかは本人のくちからまだ聞いてないから本当のところはわからない。
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