再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
オシャレする暇はなく、気軽に着れるワンピースにしたけど、これで良かったかな……。だけどまさか、同じ学校の生徒会長さんと出かけるなんて。

会長さんのファンクラブに知られたら色々勘違いされそうであとが怖いな。

「まさか貴方のほうが先だったとは意外でした。待たせてしまったようですみません……。今日は誘いを受けてくれてありがとうございました。それでは行きましょうか」

「は、はい」

会長さんの服装がまさかの制服で……正直驚いた。もしかして、服装に対して無頓着なのかな?

「って、行くってどこに?」

「貴方にはそろそろ自分のことを話してもいいかと思いまして……」

「え、それはどういう」

「ついてきたらわかると思います」

私は会長さんの後ろをついていく。前のこともあったから、てっきり手でも繋がれるかと警戒していたけど全然そんなことはなかった。
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