再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「はい。本当は手作りしたものを出したかったのですが自分は残念ながら料理があまり得意なほうではないので」

そこまで私のことを想ってくれてるんだ。その気遣いも気持ちも凄く嬉しいんだけど……なんだかそれと同時に申し訳ない気持ちになってしまった。

(これが、ただの先輩と後輩なら良かったのにな)

と考えたりもしたけど、そんなことを思うと私を好きになってくれた会長さんの気持ちを踏みにじるようで。でも、好きな人のためにここまでする会長さんなら私以外でも……。

「食べながらでいいので聞いてください。自分のことを話すと言ったので……とりあえずコレを見ていただければわかると思います」
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