再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「それと朱里、怒ったりはしないが今度から一人で男の家に行かないようにな。俺は幼馴染だから別としても、他の男の家は危険だ。何をされるかわからない」

「会長さんとのお出かけは行き先決めてなくて……って、黒炎くん、なんだかお父さんみたい、ふふっ」

「俺は本気で心配してるんだからな」

黒炎くんは照れてて、ソッポを向いてしまった。本当は過保護に心配してくれる黒炎くんの言葉はとても嬉しかった。

「あ、そうだ。会長さんって人気作家の神崎紅先生だったんだよ。黒炎くん、知ってた?」

「朱里……さっきのことがあったばかりでもう会長の話か。って、会長はそんなことまで朱里に話したのか。知ってるも何も俺は……て、手伝ってるんだよ」
< 189 / 387 >

この作品をシェア

pagetop