再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
それから、あっという間に一週間が過ぎた。その間の私はとにかく告白のことで頭がいっぱいだった。

断られたりしたらどうしよう。これからも幼なじみとしての関係を続けられるのかなど。授業の内容なんて、右から左に流れていった。

自分の気持ちを言えたのはいいんだけど、次はその次のステップが不安なわけで。

私は屋上にいた。もちろん、黒炎くんもだ。
放課後の屋上。普段なら二人きりでドキドキするはずが、今は別の意味でドキドキが止まらない。

「朱里、返事を待たせて悪いな。告白されてすぐに返事をしたら同情や慰めで付き合ってるって思われそうで嫌だったんだ」

「大丈夫だよ。それで……返事は決まった?」

「ああ、決まった。今回は大事なことだから誰にも相談はしなかったんだ。それこそ相手の意見に流れそうだからな。俺一人で真剣に考えた結果だ……聞いてくれるか?」
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