再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「それは……。朱里。俺たちは“ただの幼馴染なんだ”あの頃とは何もかも違う。変わったんだ。……もう昔の俺はいない。それじゃあ、また学校でな」

「え……」


そう言うと、黒炎くんは私の前から去って行った。

え? どうして? 意味がわからないよ。
さっきまで凄く楽しそうに話してたのに。


黒炎くんだって、笑ってたじゃない。私のこと家族だって。ギャルゲーが好きだって。私だから打ち明けたって。


“ただの幼馴染”

まさか、好きな人に言われるなんて思わなかった。
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