再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「っ……!」

なんだか黒炎くんのイケメン度に磨きがかかった気がするのは勘違いではないようで。

「俺に告白したとき、付き合うとかは言ってなかっただろ? だから俺から言ってみたんだが、迷惑だったか?」

「い、いいえ」

「……?」

なんで敬語なんだと言わんばかりの眼差しを向けてくるのはやめてもらいたい。

私は晴れて、黒炎くんの彼女になりました。

小さい頃からの夢が叶って良かったと心から喜んでいた。が、この先、最大の困難が待ち受けていることはこのときの私は知る由もなかった。
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