再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「なんか人が多いな……」


今日は早めに登校したはずなのに、校門付近には女子たちが集まっていた。


今日はなにかのイベント? と思いながら進むと、そこには黒のロールスロイスが停まっていた。


すると、中から制服を着た男の子が出てきた。
ネクタイの色からして2年の先輩だ。


「行ってらっしゃいませ」


スーツ姿の女性は深いお辞儀をして、男の子を見送る。


まさにお金持ちってオーラが溢れている。
一部ではお金持ちが通ってるって噂、本当だったんだ。
< 29 / 387 >

この作品をシェア

pagetop