再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
会長が美羽さんのことをいつも気にかけているのが、その話を聞いて納得できた。

この前、俺が美羽さんと二人きりで会話していた時、ヤキモチを妬いて大変だったし。それほど美羽さんのことを大事にしているんだろう。

それにくわえ、俺が住むことになったから尚更嫌われたらしい。不覚にも似た境遇だと思ってしまった。

でも、こんなに優しい美羽さんが早くに親を亡くしているなんて思わなかった。俺は片親いるだけマシなのか?

こんな生活をいつまで続けていいのだろうか。甘えていいのか、迷惑はかかってないか、時が経つにつれ、そう思うようになった。
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