再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
小さい頃は、そんな悲しい顔見せなかったのに。

やっぱり、なにかあったんだよね?


教室に入ると、黒炎くんはまたしても囲まれていた。

すっかりクラスの中心で、人気者だ。
でも、本当はギャルゲーオタクなんだけどね。


私だけが知っている黒炎くんの秘密。

……アカリちゃんは知っているんだろうか。


私以外の女の子が黒炎くんのことを知ってると思うと胸が締め付けられそうになって、とても苦しくて痛い。


……私だけが黒炎くんの全てを知っていたいのに。そしたら、どんなに幸せだろうか。
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