再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
私がテストで高得点だったら、デートできる約束しちゃった。

これで、デートの回数が増えるし、今から楽しみだな。でも、勉強は今よりも、もっと難しくなるから頑張らないと!


そういえば……付き合ってから、デートらしいデートをしていない気がする。


「そういや、デートらしいデートを朱里としてなかったな」

「え?」


思考を読まれたと焦っていた。けど、黒炎くんもそれは気になっていたんだ。


「今は学校もあるし、学年末も近いしな。春休みはデートたくさんしような」

「うん!」


今から春休みデートの予定立てるのが楽しみ。けど、そうだった。学年末の存在をすっかり忘れてた……。それだけ浮かれきってる証拠だよね。


3年生は卒業だけど、私たちは普通に最後のテストが残ってる。
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