再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「紅蓮。そろそろ3年のお別れ会に行くぞー」

「わかりました。……それでは、いつかまた会う日まで。黒炎、朱里、僕と仲良くしてくれてありがとう」


紅蓮会長はクラスメイトに呼ばれて生徒会室をあとにする。


……あれ? 今、私の下の名前……。


「朱里。俺が知らない間に、いつから会長と親密になったんだ?」

「え、え!? ちが……!」


やっぱり紅蓮会長はイジワルだ。最後にこんな置き土産をおいていこうとするんだから。


「お前の名前を呼んでいいのは俺だけ、覚えておけよ?」

「……う、うん」
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