再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「黒炎くん、おはよう」
GW初日。図書室の扉を開けると机に頬杖をつき、私のことを待っている黒炎くんがいた。
朝ということもあり、日光が差し込んできて黒炎くんがいつもより一層キラキラして見えた。
「朱里、おはよう。ちゃんと早起き出来たんだな」
「う、うん。なんとか早起きできたよ」
いつもと変わらないはずなのに、どうしてだろう。こんなにもドキドキするのは。
私は寝癖が気になって自分の髪に何度も触れる。
だって今日は……
「今日は髪おろしてきたんだな。なんか新鮮だな」
「!」
気付いてくれた! 凄く嬉しい。
けど、「アカリもたまに髪おろすときあってさ〜!」とアカリちゃんの話題を振られると、途端に幼馴染という現実に引き戻された気がした。
GW初日。図書室の扉を開けると机に頬杖をつき、私のことを待っている黒炎くんがいた。
朝ということもあり、日光が差し込んできて黒炎くんがいつもより一層キラキラして見えた。
「朱里、おはよう。ちゃんと早起き出来たんだな」
「う、うん。なんとか早起きできたよ」
いつもと変わらないはずなのに、どうしてだろう。こんなにもドキドキするのは。
私は寝癖が気になって自分の髪に何度も触れる。
だって今日は……
「今日は髪おろしてきたんだな。なんか新鮮だな」
「!」
気付いてくれた! 凄く嬉しい。
けど、「アカリもたまに髪おろすときあってさ〜!」とアカリちゃんの話題を振られると、途端に幼馴染という現実に引き戻された気がした。