再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「幻滅なんかしてないよ! 他の人が黒炎くんを幻滅したとしても、私は黒炎くんを否定したりしない!!」


多分、黒炎くんの発言を一瞬で理解することはおそらく難しいだろう。


だけど、アカリちゃんという存在は黒炎くんにとって、心の支えになってることだけは理解できた。


「朱里……お前って本当に良い幼馴染だな」

「そんなことないよ」


黒炎くんがアカリちゃんのこと話すたびに私は嫉妬してたんだよ? そんな私が良い幼馴染なわけない。

だけど、黒炎くんがそういってくれるだけで嬉しく思う私がいた。


「ねぇ、どうしてギャルゲー好きなったの?」

「それもアカリ関係なんだ。パッケージを見てアカリに一目惚れしたから。それからギャルゲーにハマって、それをしてる時は悲しいことを忘れられた。ハッピーエンドを見るたび、俺の心も救われた気がしたんだ」
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