再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
「ちなみにさっき見せてくれたアカリちゃんのポスターって……」

「これはこのギャルゲーの初回購入特典だったり雑誌についてくるオマケのポスターだ。このシリーズは登場人物は同じで、ストーリーだけを変えて次回作をどんどん出してる人気のあるギャルゲーなんだ」


(そこまで人気だったとは)


それからというもの、黒炎くんはアカリちゃんが出てくるギャルゲーについてかなり語ってくれた。


話の後半では、将来はゲーム会社に勤めたいと話してくれた。それでいつかは自分で作ったゲームを世界中の人にプレイしてほしい! と目を輝かせながら言っていた。


私は陰ながら黒炎くんの夢を応援しようと思った。将来どうなるかなんて考えたこともなかった。

高校に入ったばかりでもう決まってる黒炎くんはちょっぴり大人びて見えた。
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