再会した幼なじみは☓☓オタクになっていました。
(こんなの心臓がいくらあっても足りない!)


恥ずかしさのあまり黒炎くんを退かそうと思ったけど、私の力じゃビクともしなかった。


結局バスが目的地につくまでの間、私は茹でダコのように顔を真っ赤に染めてただ耐えるしかなかった。

黒炎くんの寝顔が間近で見れたのはいいんだけど、それよりも恥ずかしさのほうが勝ってた気がする。


「よく寝た気がする。よし、遊園地に入るか! って、朱里大丈夫か?」

「うん、大丈夫」


遊園地で遊ぶ前からドッと疲労感が襲う。

黒炎くんが肩に乗ってた間、ずっと緊張してたし。
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