近くて遠い君へ

部活も終わり
片付けが始まった。



結花は
ハードルを片付けている。



よたよたしながら‥。



俺は思わず
吹き出した。



小せぇ体だな。



そんな俺に
気付いた結花は
舌を出して憎たらしそうにしている。




「はは‥‥」



あの頃だ━━



俺が望んでいた
《過去》に
戻ったんだ。




後悔はしねぇ。


フラれたって
構わない。




言わなきゃ
変わらない。


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