近くて遠い君へ

美沙は
推薦で専門が決まった。


くそーーーーー!!!




「あらぁ~。今日もお勉強?」



憎たらしい口を叩くのは‥お分かりだろう
美沙だ!



「うるさぁい!!邪魔すんなぁーー!」



「あははぁ!ごめん」



美沙はテヘっと舌を出して結花の前に
腰をかけた。



結花は美沙に構わず
下を向き
シャーペンを走らせる。



「結花ぁ~?」



「ん~?」



美沙の声は
落ち着いた低い声。
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