近くて遠い君へ
結花は佳晃の元へと
駆け寄る。


懐かしい空気が
流れた。




「‥‥佳晃‥」


言葉が上手く
出てこない。



目の前には
結花の初恋の人──。



「結花‥あのな‥あの」



言葉に詰まる
佳晃を見て
期待してしまう‥。



ダメなのに‥。




「‥‥あっ‥今日の4時の飛行機で行くから!‥‥今までありがと」



4時‥。


いなくなってしまう。



「‥‥ん‥」


言葉に詰まる結花。



結花は今‥
上手に笑えてる??


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