近くて遠い君へ
心の傷
結花side
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
帰り道は沈黙だった。
佳晃がここまで話さないのは初めてで‥
結花もどうしていいか
わからなかった。
地元の最寄り駅に着き
結花と佳晃はバイバイをして別れた。
いつもなら‥
家まで送ってくれるのにな‥。
そぅ思いながらも
結花は足早に家へと向かった。
「ただいま‥」
家には誰もいない。
お母さんはきっと買い物に行ったのだろう‥。
ふぅー。と長いため息をして部屋のベッドに寝転んだ。