近くて遠い君へ
朝の満員電車はキツい。オヤジが沢山いる‥
臭いし‥。
━━∑!!?
何やらお尻に違和感が‥
━━痴漢だッッ!!!
痴漢に合うのは
初めてではない。
佳晃と行かない日は
毎回のように痴漢に合う。
「‥‥ゃ‥」
何回あっても気持ち悪い‥。
どうして男はこんな事しかしないの‥??
気持ち悪さで結花は泣きそうになった。
下を向き
震える事しか
できなかった‥。
━━佳‥佳‥助けて!
無意味だと
わかっていながらも
結花は佳晃の名前を呼んだ。
心の中で
何度も‥何度も‥‥