近くて遠い君へ
‥‥突然
お尻に感じてた違和感が消えた。
やっと‥
終わったのかな?
結花はぐったりだった。涙が今にでも
零れ落ちそう‥。
恐怖と
佳晃がいない寂しさ‥
震えるだけしか
できない結花。
「‥大丈夫?」
誰かの声に顔を上げた。
そこには
藍巳高校の制服を来た
男の子‥。
佳晃より少し背が高い。スラッとしてて細いんだけど腕の筋肉はすごい。
いわゆる
モテそうな人。
結花の第一印象は
《筋肉マンみたい!!》
ただ、腕の筋肉だけで
判断しちゃったけど。