近くて遠い君へ
「な‥何~?突然?結花が佳の事好きなわけないでしょ~」
突然出て来た言葉はこれ‥。
その瞬間、美紗は満面の笑みを浮かべて結花の手を握って言った。
「よかったぁ★超安心したよォォォ!!美紗ね、佳の事好きになっちゃったんだぁ~!だから結花が佳の事好きなら諦めようと思ってたんだけど‥よかったぁ♪」
━━∑マジかよっ!!
言った言葉に今更、後悔‥。
言わなきゃ良かったって思っても言ってしまったからには‥どうする事も出来ない‥。
「結花~?応援してくれるぅ?」
「あっ‥当たり前でしょ!?佳のドコが好きなんだかっ」
「え~全部だよぉ~★」
美紗から惚気話しを聞きたくなくて‥
何かの理由を付けてその場から逃げるように立ち去った。
弱かった‥。
好きな人の事を
好きと言えない結花。
結花の負けだよ‥。