近くて遠い君へ
「ごめん。結花‥好きな人いるから‥」
重い口を
やっとの思いで開いた。
カズを見る。
カズは‥微笑んでいた。
「‥‥だよねッ」
カズ‥
ごめんね‥。
「‥って、こんな事で諦めれないんだぁ??」
━━∑いきなり何!!?
「そんな軽い気持ちじゃないから。そりゃ結花ちゃんの事は一目惚れから入ったよ?でも‥なんて言うかなぁ‥好きなんだよッ!!好きな人いたって諦めれないんだよッ!!」
うわぁ‥気持ちわかるし‥。
結花だって佳晃の事
簡単に諦めれないよ。
たとえ‥美沙がいても‥ね‥
「って事だから。今日は帰るね‥。バイバイ」
そぅ言って
カズは走って帰った。
結花は
カズの後ろ姿を見つめる‥。
本当ごめん。
結花の気持ちは
変わらないから‥
諦めて‥カズ‥。
そぅ願いながら‥。