近くて遠い君へ
美沙とは
普通に学校の話しなんかして盛り上がった。
やっぱ
美沙はいい奴!
これから‥
これから
徐々に‥
好きになっていけるよな‥??
曲がり角を曲がる時
美沙が急に
足を止めた。
「?‥‥美沙?」
「結花だ‥」
美沙の一言に
俺は
角を見ようとする。
「‥っ‥‥見ちゃダメ」
美沙は俺の胸に
手を当てて
見せてくれようとは
しなかった。
それでも
《結花》って言葉に
俺は弱い。
美沙の上から
覗き込む。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥。