近くて遠い君へ

「よっ‥佳!!?」



美沙は
ビックリしたように
俺の名前を
呼んだ。





「美沙‥好きだよ。」



「佳ぃぃ‥」



俺の腕に
抱き付く美沙。




「‥‥‥‥‥多分」



「ぷっ‥」




思わず言ってしまった。《多分》って‥。

俺‥最低。




それでも
美沙は笑った。



「多分かよ~」
って言いながら‥


悲しい目をしながら


笑ってた。





美沙‥


まだ
本気で好きに
なれなくて



ごめんな‥。




いつか
美沙の事‥‥



好きになるよ。



時間はかかるかも
しれないけど




待っててな‥。



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