近くて遠い君へ
「結花ぁ~」
美沙が結花に近づき
進路について
二人で話し始めた。
「美沙はどうするか決めた?」
「うん‥一応ねぇ。美沙、パティシエになりたいから製菓の専門行く~!」
パティシエかぁ‥。
美沙にピッタリかも。
美沙は
お菓子作りが大好きで
よく結花に
ケーキとかクッキーとか作ってくれる。
おいしいんだよねっ!
「結花はぁ?」
‥‥‥‥‥‥決めてません‥。
でも、なんか
決めてないとか
言いたくなかった。
おいてけぼりみたいで。
「結花は‥‥保育士!だから大学行くんだぁ」
適当に保育士とか
言っちゃった‥。