近くて遠い君へ

美沙の顔を
ちらっと見ると
目をキラキラ輝かせていた。




「すごーい!結花!!ちゃんと、なりたいものあるんだぁ★」




━━∑えぇ!!?



「美沙もあるじゃん!」



「うーん‥。美沙は、やりたいのないからパティシエが妥当かな?って思っただけだしぃ‥」



机に肘をつきながら
美沙は言った。





えぇーーー!!!
そぅなら早く言ってよ~
結花は別に
保育士なんか目指してないよぉー









キーンコーンカーンコーン



今日、一日の
終わりのチャイム。



「終わったぁ!!じゃあね~結花★」



美沙は足早に
佳晃の元へと行った。


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