近くて遠い君へ
キーンコーンカーンコーン
今日も一日が
終わった。
カバンを机の上に
どかっと乗せる。
「佳~★帰ろう~」
美砂は笑顔で
近付いて来た。
俺は‥
美沙の顔が
見れなかった。
これからの事を
考えると‥。
美沙に‥‥
こんな俺を
心底愛してくれた女に‥
「美沙‥今日はちょっと考えたい事あるから、一人で帰るわ‥」
「‥え?‥‥‥わ、わかった‥」
美沙は
今、どんな顔してる??
見れない。
美沙‥