近くて遠い君へ


迷いはない。


結花が
好きだ‥。



でも
秘めよう。


まだケジメが
ついてない。



それに‥‥

俺と付き合ったって

結花は‥‥‥。







俺は結花の名前を
呼んだ。



「ゆっ、結花ーー!!!」



ピタッと立ち止まり
ゆっくりと
振り向く結花の目には


‥涙──?




「よ、佳晃ーー!!」


小さい体で
大きく手を振る結花。



最高に可愛かった。


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