近くて遠い君へ
結花は
振り向いて
有鹿公園へと向かった。
「あっ。カズ!!」
カズを発見。
すぐさまカズを呼んだ。
カズは
腰掛けていたベンチから立ち上がり
結花に手を振る。
カズの元へと
駆け寄る結花。
「ごめんなー。急に‥」
「いいよ、いいよ。どうしたぁ?」
結花の質問に
カズはピクッと
肩を反応させた。
「結花‥」
結花はカズの言葉に
耳を傾ける。
自惚れかもしれないけど‥カズが言いたい事は
なんとなく
わかった。