桜色の君
過保護な幼馴染

いつもの朝



コンコンコン


外から曇った音が聞こえる



「きぃー準備できたー?」



隣の家から聞こえるいつもの音といつもの声



ガラガラガラ
「しゅう、おはよ。ごめん今起きたところ」



「はぁ…ほんとお前は朝よえーな。早くしろよ、待っててやるから」



「はぁい。ふわぁぁぁぁ」



隣の家に住む幼馴染、柊貴は毎朝自分の部屋の窓から私を呼ぶ



家も隣、部屋も家との距離を挟んで隣に位置している



私達は幼い頃から、この窓を通して会話したり部屋の行き来をしている
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