私は不幸だ
バキッ!

「はぁ、はぁ、はぁ。」

私はケータイを地面に思いっきり投げつけた。

ケータイ画面はバキバキにヒビが入った。

ケータイの破片は彼方此方に散らばっている。

(あ、やばっ!)

急に我にかえる。

流石に壊れただろうと思いケータイを拾い上げた。

ブブッ

「え、」

私はなるはずのないショートしたケータイを見つめた。

そのケータイはさっきと同じ言葉で同じ内容が書かれている。

だが『ご連絡ください』は赤文字で。

連絡しろって事なのかもしれない。

怪しさ全開だがこれ以上無視してももっと酷い事が起きるんじゃないかと思い私は小走りで家に帰った。
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