私は不幸だ
そう言って電話は切れた。

「え....なんで私の名前知ってるの?」

電話の声の司会者Xと名乗る者、声はボイスチェンジャーを使っていて何故か私の名前を知っていた。

第一メンバーと言うことは私の他にもゲームの参加者が居るのだろうか。

後日私の元に来る?

誰かに見られているような視線を感じた。

「ちょっと!寧々、聞いてるの?!」

大っ嫌いな母の言葉を聞こうともせず私は走って階段を駆け上がった。

ガチャ!

バタン!

「はぁー、うるさいなッ!思ってもないくせに、母親ヅラしないでよ。。。」

私は自分の部屋の扉に寄りかかり惨めな自分を心で殺した。

やることもないまま、ベットにダイブしてそのまま深い眠りについた。
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