男心と春の空
「お前ここでずっとバイトしてたの?」
「先週から。ここずっと夜勤でマジ暇なんだよ~。俺の相手してよ~。」

前はもっとハキハキ話してたのに。高校の3年間離れてたからかな。

俺は今の大学の付属高校へ行き、コイツはどうにか地元の公立高校に入り、1年のうちにあっさり辞めたという噂を聞いた。

「ムリ。家帰って課題やんないとヤバいんだよ。」

そう言うと、八重島は「あぁ、あぁ」と、何考えてんのか分かんない顔して頷いた。

「そうだよな~、はまちゃん頭いいもんね。」

俺はBoomStockとルーズリーフを買って、コンビニを出た。

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