男心と春の空
ある日、弥生ちゃんからの提案で、うちの大学に遊びに来ることになった。
「一緒に授業受けてみたい。」と。
樋川や野山から冷やかされるのは予想がついた。
渋々オーケーした。
二コマの授業に間に合うように駅で待ち合わせて、一緒に大学キャンパスに入る。
「こっち来たの初めて。」
弥生ちゃんがすごく嬉しそうにこっちを見る。
そんなに嬉しいのかな。
今日受けるのは一二年合同の一般教養の授業で、単位が取りやすいと人気の授業だ。
去年はそんな噂も知らなかったから、今年取ることになった。
キャンパスでど真ん中にある新しい講義棟に入る。
弥生ちゃんが嬉しそうにキョロキョロする。
「そんなにキョロキョロしたら、部外者ってバレるよ。」
俺がそう言うと、「はーい。」と俺に身を寄せてきた。
ちょっと、キャンパス内でベタベタしてくるのはやめて欲しい。
大きな教室に入る前に繋いでた手をさりげなく離そうとした。
「えー、なんで。」
弥生ちゃんが悲しそうな反応をする。
「いや、一応友達もいるしちょっとやめとこうよ。」
俺は頭をポリポリ掻きながら答えると、弥生ちゃんは拗ねたように口を尖らせる。
「一緒に授業受けてみたい。」と。
樋川や野山から冷やかされるのは予想がついた。
渋々オーケーした。
二コマの授業に間に合うように駅で待ち合わせて、一緒に大学キャンパスに入る。
「こっち来たの初めて。」
弥生ちゃんがすごく嬉しそうにこっちを見る。
そんなに嬉しいのかな。
今日受けるのは一二年合同の一般教養の授業で、単位が取りやすいと人気の授業だ。
去年はそんな噂も知らなかったから、今年取ることになった。
キャンパスでど真ん中にある新しい講義棟に入る。
弥生ちゃんが嬉しそうにキョロキョロする。
「そんなにキョロキョロしたら、部外者ってバレるよ。」
俺がそう言うと、「はーい。」と俺に身を寄せてきた。
ちょっと、キャンパス内でベタベタしてくるのはやめて欲しい。
大きな教室に入る前に繋いでた手をさりげなく離そうとした。
「えー、なんで。」
弥生ちゃんが悲しそうな反応をする。
「いや、一応友達もいるしちょっとやめとこうよ。」
俺は頭をポリポリ掻きながら答えると、弥生ちゃんは拗ねたように口を尖らせる。