男心と春の空
aqua
月曜日。
ぼんやりとした頭で大学に向かう。
今日は2コマから5コマまでビッチリ授業が入ってる。
そのあとはバイト。
矢野英子と会うのは一昨日ぶりだ。
覚えてるんだろうか。
突然、背中をポンと押される。
樋川?
振り向くと、そこには樋川よりずっと背の低いアキナが笑顔でいた。
「おはよ。」
「おう。」
俺は驚きながらそれだけ言う。
「大丈夫?すごいフラフラ歩いてるけど。」
アキナが笑う。
「まじで?フラフラしてた?」
「うん。車に轢かれないかなって心配になるくらい。」
「そんなにフラフラしてねえよ。失礼だな。」
アキナは「えー、轢かれそうになってたよー」と大げさに言う。
「ゴールデンウィーク何してたの。」
俺は話題を変えた。
「何もしてないかも。あ、美術史の課題あったから美術館行った。」
自分から話題振っといて俺はアキナの自然に伸びるまつげに見惚れていた。
弥生ちゃんはマスカラで結構ゲジゲジになってることが多い。
アキナってこれ化粧してんのかな。
ぼんやりとした頭で大学に向かう。
今日は2コマから5コマまでビッチリ授業が入ってる。
そのあとはバイト。
矢野英子と会うのは一昨日ぶりだ。
覚えてるんだろうか。
突然、背中をポンと押される。
樋川?
振り向くと、そこには樋川よりずっと背の低いアキナが笑顔でいた。
「おはよ。」
「おう。」
俺は驚きながらそれだけ言う。
「大丈夫?すごいフラフラ歩いてるけど。」
アキナが笑う。
「まじで?フラフラしてた?」
「うん。車に轢かれないかなって心配になるくらい。」
「そんなにフラフラしてねえよ。失礼だな。」
アキナは「えー、轢かれそうになってたよー」と大げさに言う。
「ゴールデンウィーク何してたの。」
俺は話題を変えた。
「何もしてないかも。あ、美術史の課題あったから美術館行った。」
自分から話題振っといて俺はアキナの自然に伸びるまつげに見惚れていた。
弥生ちゃんはマスカラで結構ゲジゲジになってることが多い。
アキナってこれ化粧してんのかな。