サヨナラなんて言わない。
考えていると晴に肩を叩かれた。

「おい、あれ流れ星じゃね?」

晴の示した方を見ると、そこには一直線に流れた星が。

流れ星だ、そうだ!願い…

私の願いは…

「あーもう流れちゃったね。蓮花ちゃん、願い事できた?」

流れ星があった所を見つめている私にみのりは聞いた。

「うん、したよ。叶えてくれるといいな。」

「何願ったんだよ?」

「秘密〜そういう晴は?」

「俺は〜頭良くなりますように、バスケもっと上手くなりますように、それから」

「ちょっと!多すぎでしょ、欲張り。」

晴の発言に思わずみのりと2人で笑ってしまう。
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