サヨナラなんて言わない。
「ちょっと晴くん、もう蓮花を休ませてあげてよ!」

ボール磨きが終わったみのりが私に駆け寄る。

「みのり。ありがとう、大丈夫だよ。」

「そんな風には見えないよ!私飲み物取ってくるね!」

ちょっとまっててと言ったみのりは飲み物を取りに走ってその場を離れた。

晴はそれを目で追っていた。

「晴、あんたみのり好きでしょ?」

「はぁぁぁぁあ!?」

< 22 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop