サヨナラなんて言わない。
わからないと言う顔の晴。

私には分かるんだよ、あの言葉でもうみのりが晴が好きでずっと見てたんだってことを。

教えないけど。

「これは私からのヒント!」

「お前、マジで意味わかんねえ。」

「自分で考えな〜。あ、みのりが帰ってきた!」

みのりは水筒を持って私たちに向かって一生懸命走ってくる。

「おい、蓮花!みのりには言うなよ!あと部活のやつとかにも!」
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