サヨナラなんて言わない。


「分かってるよ、言うわけないでしょ?晴って私の事、相当悪いやつって思ってんの?善人でしょ?私は。」

「いや、お前はいいやつだけど…」

いいやつね、そう言ってくれる所が晴らしい。

「じゃ、応援してるから!」

私がそう笑顔で言った時、ちょうどみのりがやってきて私に水筒を渡してくれた。

何のはなし?と聞くみのりに秘密〜と言う。

ごめんね、みのり。
これは晴から聞かなきゃ意味ないから、晴の心の準備ができるまで待ってあげてね。
< 29 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop