幸せにしたいのは君だけ
有名な高級ジュエリーブランドのネックレスに、腰が引ける。
しかもペンダントトップに輝いているのは、ダイヤモンドじゃないだろうか。
キラキラ輝く光が眩しい。
「いいんだ。佳奈に贈りたかったんだから。クリスマスに会えなかったお詫びも兼ねて」
後半のセリフにチクリと胸が痛んだ。
脳裏に、あの日見かけた姿がよぎる。
気にしても仕方がないのに。
見間違いかもしれないのに。
心の奥底にしまい込んだはずの小さな不安がふいに顔を出す。
「佳奈? 気に入らない?」
黙り込んだ私を訝しむ圭太さんに、慌てて首を横に振る。
「ううん、綺麗すぎてビックリして……ありがとう、すごく嬉しい」
「よかった」
ホッとしたように口元を綻ばせる彼に、微笑みを返す。
小さく揺れる花のモチーフがとても可愛らしい。
……気にしすぎよ。
圭太さんならきっと帰国する時は教えてくれるはず。
そうじゃなかったというなら、きっと人違いだったんだろう。
しかもペンダントトップに輝いているのは、ダイヤモンドじゃないだろうか。
キラキラ輝く光が眩しい。
「いいんだ。佳奈に贈りたかったんだから。クリスマスに会えなかったお詫びも兼ねて」
後半のセリフにチクリと胸が痛んだ。
脳裏に、あの日見かけた姿がよぎる。
気にしても仕方がないのに。
見間違いかもしれないのに。
心の奥底にしまい込んだはずの小さな不安がふいに顔を出す。
「佳奈? 気に入らない?」
黙り込んだ私を訝しむ圭太さんに、慌てて首を横に振る。
「ううん、綺麗すぎてビックリして……ありがとう、すごく嬉しい」
「よかった」
ホッとしたように口元を綻ばせる彼に、微笑みを返す。
小さく揺れる花のモチーフがとても可愛らしい。
……気にしすぎよ。
圭太さんならきっと帰国する時は教えてくれるはず。
そうじゃなかったというなら、きっと人違いだったんだろう。