紡ぐべき糸

啓子にとって 心配だった 体の関係。

聡が 優しく 導いてくれたことで 啓子は また 綺麗になっていく。


愛されている自信と 聡を 満たしている自信。
 


ずっと長い間 聡を見つめて。

聡だけを 愛してきた 啓子だから。


啓子の愛に 気付いて それに応えた聡は いつも 充実感に 包まれていく。



啓子を 外泊させないように 二人は 休日の日中に 愛し合う。


一つずつ 聡に開かれ 聡の 望むように 仕上げられていく啓子に 聡は 溺れていく。
 

啓子は 体を重ねる度に 濃密になっていく歓びに 戸惑いながら 自分から 聡を 求めてしまうこともあった。
 


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