紡ぐべき糸

朝 目を覚ました聡は すっぽりと 聡の腕で 眠る美咲に微笑む。
 

「美咲。愛している。」

聡は 小さく呟いて 美咲の髪に 唇を寄せる。

そっと 目を開けた美咲が 照れた笑顔で 聡を見る。
 

「おはよう、美咲。」

と言った時 聡の体も 熱く目を覚ます。


昨夜 狂おしく 満たし合ったはずなのに。


朝の体は 堪え性がなく 美咲を求める。


そのまま もう一度 愛を交わして 二人はベッドを下りた。
 
 
「美咲 お腹空いたね。」


朝から 激しく 燃えてしまった聡は 照れ隠しに言う。


美咲は クスクス笑って、
 

「横山君 体力 使い過ぎ。」

と言った。
 

「美咲のせいだろう。」

と甘く美咲を睨む聡に 美咲は
 

「お互い様です。」


と笑った。
 


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