本当のキス ー偽りのキスー 番外編

「それ、買うの?」

先生がオレの持ってた本を見て言った



「先生からこの間貰って読んだら
おもしろかったから…
あ、本、ありがとう…」


オレ、焦ってる



「うん
よかったら下巻もあげるよ
これから、すぐそこのカフェで
読んでしまおうと思ってたの
そしたら、来週、乙に渡すよ」




「先生…
オレも一緒にカフェ行ってもいいですか?」



「え…?」



「あ、そしたら先生、本読めないか…
じゃあ…来週、乙ちゃんに…」



「清田くんが時間あるなら、いいよ
ちょっと話そうか…」

先生はそう言ってくれた



オレは手に持った本を置いて
先生と隣のカフェに行った





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