本当のキス ー偽りのキスー 番外編
オレが持ってた漫画本が袋から落ちた
なに、このタイミング…
「あ、ヤベ…」
「あ!お姉ちゃんに怒られちゃうよ
大切な漫画本…」
先生が慌てて拾ってくれた
「…汚れてないかな?
…大丈夫‥かな…」
本を拾って
顔を上げた先生と目が合った
近かった…
唇が触れそうなくらい
鼓動が早くなった
先生がオレから離れた
先生は乙ちゃんと違って
いつもまっすぐオレの目を見る
中学の時からそぉだった
いつものオレなら
キスしてるのに…
オレは
できなかった