本当のキス ー偽りのキスー 番外編
♫〜着信音
すぐに電話がきて驚いた
「はい…」
電話の向こうで先生の笑い声が聞こえた
「清田くん、緊張してる」
「だって急に電話きて
ビックリしたし!」
「ごめんね…
清田くんから連絡きて嬉しかったから」
先生の声のトーンが弾んでた
「うん…オレも嬉しかった」
なんか、照れるけど…
「清田くん、なんか話して!」
「え…」
「声が聞きたいから…」
かわいんだけど、先生…
胸がキュンてした
「なんでもいいよ
今日は学校どぉだった?」
「今日?今日は…
…何があったっけ…
…
あ、ずっと先生のこと考えてた!
蒼汰に
オマエおかしいよ今日って言われた」
先生はまた笑った
「私は、ちゃんと仕事したよ!
帰ってきてからずっと考えてたけど…
そしたら連絡きて嬉しかった」
先生…好き…
「先生…
あ、やっぱ、なんでもない…」
「なに?気になる!
心の声、聞かせてよ」
「今度にする」
「…じゃあ、私の心の声言うね…
…
清田くん、好きだよ」
オレも…
「うん…オレも好きだよ」
「聞こえてよかった…」
そう言った先生がかわいくて
抱きしめたくなった