嘘つきは恋人のはじまり。
たくさん歩いたあとはお腹が空く。夜ご飯は彼の希望でお寿司だ。しかも回転寿司である。回ってくる寿司にロバートは興奮してまた目がキラキラとしていた。
「こんなお店が身近にあるって凄いね!」
チェーン店で全国各地にあることを知った彼は驚きながらも皿を取る手を止めない。サーモン、マグロ、甘海老、イカ、と次々と平らげていく。
「これは?」
茶碗蒸しの銀杏を見て不思議そうにしたり、わさびに涙目になったり、寿司屋でデザートをいくつも頼んでみたり。
「あぁ、楽しい!美味しかった!」
満足、満腹の彼はホテルに向かう途中でコンビニでデザートやお菓子、そしてお酒やおつまみなどの嗜好品も購入した。ポイポイと籠にいれる彼に「食べられる分だけにしよう」と諫めたのはいうまでもない。そんな荷物を手にホテルに向かった。