恋の忘れ方、怖がりな君の愛し方。【番外編追加】
隼斗にもう帰っていいよと言われ頷いたが、女の性かハイわかりましたとそのまま帰る事は出来ず、そのままばれないように部屋の外から中の様子をそっとうかがう事にした。
そして。
「…昨日、沙和にプロポーズしてきた」
(…え?)
部屋の中から聞こえてきた衝撃の発言に思わず声を漏らしてしまいそうになった。
「……本気で言ってるのか?」
「あぁ。別にそんなに驚く事でもないだろ。そもそも俺と沙和は見合いをして出会ったんだから」
「けど、お前も相澤も、最初から結婚するつもりなんて無かったんじゃなかったのか」
「気が変ったんだよ」
「…相澤は、何て答えたんだ」