一匹狼〜新選組〜«完»
翠『お兄さんが手当してくれるの?』



山崎「そうだよ。」



翠『ありがとう!!』



山崎「さ、着いたよ。座って」



医療室と書かれた部屋に入って行った。



山崎「まずは首だね。」



そう言い、慣れた手つきで首に包帯を巻いていく。



山崎「次は腕。腕を出してくれるかい?」



すると翠は困ったように焦りだした



翠『あ、その、腕は…』



山崎「何かあるのかい?」



翠『う…怒らない?』



山崎「怒らないよ。」



そう言って山崎は腕をまくった。



山崎「…これは。」



そう言って山崎が見たものは

腕にある痣や切り傷だった。



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